案外、すぐ慣れる
2025.07.07
これまで日常的に触れていたものが、急に変わると最初は戸惑う。でも、案外すぐ慣れる。
これまで、家のゴミ箱は足のペダルで開けるタイプだった。ところが最近、手で開けるタイプに変えた。
最初は、慣れなかった。使いづらいと思った。しかし、1週間経った今は、もう身体が開け閉めする動作に慣れていた。何も考えずに、手がスッと動いている。
案外すぐ慣れてしまう。
今回のゴミ箱のケースで考えてみると、これまで使っていたペダル式のゴミ箱は、何も考えずに足が自然と動いて開けていた。これはまさにスキルベース行動。繰り返しの経験によって身体に染みついた、自動化された動作。
新しいゴミ箱に変えた”直後”は、「どうやって開けるんだっけ?」と一瞬立ち止まったり、無意識に足を動かしてしまったりしていた。
これは、状況に対してまだ自動化されたスキルがなく、ナレッジベース行動で対応していた状態。つまり、意識的に考えて判断しながら行動していた。
そのうち、「ゴミを捨てるときは手でフタを押す」といったマイルールができてくる。これがルールベース行動への移行。
判断は必要だが、ある程度パターン化されたルールで対応できるようになる。
そして、再び何も考えずに、無意識に手が動くようになった。
これは、新しい動作がスキルベースへと再び自動化されたことを意味している。
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